蕎麦-1- 手繰りや 玄治
年の瀬も近づいてきて、年越しそば~な感じ・・・
子供のころの印象で、特にお正月、はあまり良い印象がなく・・・
だらだら、な、あの雰囲気と、あったかい中でのお雑煮~の感じがなんとなく苦手でしたが・・・
齢を重ねると、変わるものですね・・・何もしない、あのだらだら感と、なぜか無駄に見続けてしまう箱根駅伝・・・あの感じが今は「ああ、新年だ・・・」でほのぼの、幸せな気持ちにさせてくれ、好きな瞬間になっています。
お雑煮ではなく、お蕎麦・・・
お気に入りの蕎麦屋さんに行ってきました。
なかなか縁がない土地柄の方が多いかもしれませんが、私にはとても気持ちの良い時間を過ごせるお店になっています。
お蕎麦屋さんなので回転が悪くはない感じですが、満席での待ち客がいたり、並んでいたりということが多いので、今回は開店前、早めの到着で10分前に・・・一番客で入り口横の椅子に座って開店待ちです。
注文するお蕎麦・飲み物は決まっているのでメニューと相談することもなく、開店を待ちます。
徐々に他のお客さんもやってきますが、店の扉は開きません・・・
開店時間を10分ほど過ぎて、お兄さんが顔を出し、いよいよ開店。席に案内です。
この日は、おひとり様が割と多く、開店と同時にひとテーブルを残して埋まり、そのテーブルも間もなくいらしたおひとり様が着き、満席です。
こちらのお店、通常のメニューのほかに、店内にかけられた”ざる”にその日のメニューがカラフルに飾られています。ここからその日の気分でアテなどを選ぶのが楽しい・・・
この日はここから”銀杏 塩炒り”をチョイス。飲むぞ、と言わんばかりです。
私はお蕎麦にワイン、が好きで・・・しかもやはり一番合うのは日本の”甲州”と思っていることから、これを置いてくれているこのお店が気に入っています・・・
デカンタ白ワインをオーダー、ちびり、といううちに銀杏がやってきました。寒い季節に合う銀杏をもそもそといただきながらのワイン・・・この組み合わせも良いですね~。
ここのお蕎麦はつなぎを入れて打った”せいろ”と手で挽いた10割蕎麦の”手挽きせいろ”の2種類です。どちらも楽しみたい私はいつも二色をオーダー。今日は野菜の天ぷらが付いた”野菜天せいろの二色”です。
見ていただいた通り、お蕎麦、量がしっかりしているんです。野菜天もあり、結構食べ出があり、満足どころか結構な満腹感、苦しいくらいです・・・
周りを見ても二色の方はいらっしゃらない感じ・・・皆さん一枚を頼んでいらしゃる感じでした。大食漢では全くありませんが、蕎麦に関しては欲張りなもので・・・天ぷらや他のメニューについてはいつも迷うところです・・・
お蕎麦ははじめ、それぞれ何もつけずにいただきながら白ワインと・・・そのあとはもり汁とともに・・・白ワインデカンタもしっかり飲み干し、締めには日本酒、新潟・緑川酒造の緑(純米吟醸)を・・・これが美味!吟醸香とともにきれいでべたつかないおいしいお酒・・・ワインとはまた違った趣で、まあもちろん、お蕎麦には合いますよね・・・
お腹だけでなく、気持ちも満足で玄治さんを後にしました。ホールのお兄さんたちはもう少し頑張りましょう・・・
ごちそうさまでした。